2004年 06月 07日
パタゴニアについて
パタゴニアとは南米チリとアルゼンチンにまたがる、南米最南端(南緯40以南)にある広大な大地のことです。広さは日本の約3倍。ちょうど日本の真裏にあるので、日本から見ると正に「最果ての地」です。チリとアルゼンチンの国境には世界一長い山脈アンデス(全長約7,000km)が貫いています。

パタゴニアの名前の由来は、ここにいた先住民にあります。何万年という昔に、ユーラシア大陸からベーリング海峡(ロシアとアラスカの間)を渡り、アメリカ大陸を南下してきたとされる、インディアンの人達です。パタゴニアには、チリ側のアラカルフ族、ヤマナ族、アルゼンチン側にはテウェルチェ族、オナ族が住んでいました。今は混血が進み、純血の先住民はいないようです。1520年、スペインの探検家マゼランがアルゼンチン側に上陸。グアナコという動物の毛皮を足に巻いた先住民(テウェルチェ族と言われる)の足または足跡が大きく見えたことから、「パタゴン=大足族」と呼ばれたのが始まりと言われます。

パタゴニアの気候は、大まかに分けるとすれば、アンデス山脈を境に西側のチリは、雨林地帯で山と氷河で山が削られてできた断崖の入り江(フィヨルド)が多く、東のアルゼンチン側は乾燥し、低木と草原が広がる原野と対照的な風景となります。太古の昔、現在の6大陸がゴンドワナ大陸で陸続きであった頃、パタゴニアは、今のニュージーランドやオーストラリアのタスマニアと接していたようです。そのため、目に映る山や湖の風景、植物の生態系は、とても良く似ています。

パタゴニアには羊が多いです。もちろん毛はウール、肉は食用。農夫、牧童は(ガウチョ)と呼ばれます。1月~2月にかけて、一大イベントの羊の毛刈りがあります。羊は1877年にイギリスから持ち込まれ、今やパタゴニアの一大産業になりました。

パタゴニア名物は何といっても「風」です。ここは年中強い風が吹きつけています。世界最南端の岬(実際は島)であるチリのホーン岬は「船乗り泣かせの岬」と言われるくらいの航海の難所で、有史以来、何隻という船が遭難しているそうです。また、風の流れが速いので、パタゴニアの天気はころころと変わります。

パタゴニアの人口密度は、1平方km辺り、約3人と言われます。それは、ここの厳しい風と気象条件が人間の進入をかたくなに防いできたお陰かも知れません。



そう言った意味を全て包括して皆様、パタゴニアー。
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by bi-ya | 2004-06-07 20:56


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