2005年 01月 10日
ピンクおじさん
以前、全身ピンク色でバッチリ決めた素敵なオジサマを見かけた。

ちゃんと靴からカバンまで全身ピンク色。靴とか探すのは難しかっただろうが恐らく信念というやつなんだろう。明らかに周囲からは浮きまくってはいたのだが、オジサマはそんなことおかまいなし。我が道を歩んでいた。

時々こういうオジサマを見かけるのだが、一体どういった契機であのような格好をするのだろうか。動機に激しく興味がある。オジサマがピンク色で着飾る理由。



オジサマは、それはそれは美しい奥様をお持ちだった。利発で、常にオジサマのことを気遣い、しかも料理上手。近所でも評判の自慢の奥様だった。ピンク色が大好きでいつもピンク色の服を着飾っていた。二人はとても仲が良く、幸せに暮らしていた。

しかし、幸せは長くは続かなかった。突如、奥様は倒れる。末期のガンだった。落ち込むオジサマ。どうにかしようとするオジサマではあったが、その甲斐空しく奥様は帰らぬ人となってしまう。

一人この世に残されてしまったオジサマ。オジサマは三日三晩泣き明かした。そして、葬儀も一通り終え、ふと見ると傍らには奥様が生前大好きだったピンク色の服があった。オジサマの頭の中で楽しかった思い出が色鮮やかに甦る。そしてオジサマはそのピンク色の服を手に取った…




とか考えながら今日見かけたら普通の服着てた。
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by bi-ya | 2005-01-10 00:20


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